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学習方法

専門科目編

憲法

法律系科目の出発点となる重要な科目であり、教養の政治科目と関連する科目であり、得意科目にしなければいけない科目です。また政治学という科目とも大いに関連するため、受験生の多くは、得意科目にしています。憲法は大きく「人権」と「統治機構」に二分され、それぞれの分野から、ほぼ均等に出題されています。「人権」では、精神的自由からの出題が多く、「統治機構」では、「国会」と「司法権」が頻出テーマです。判例の知識を問う問題、判例を基本に読解論理操作を問う問題など、出題パターンは多様です。
 また、専門記述式が課される試験では、圧倒的に憲法が出題される場合が多く、択一試験の学習をしっかり行えば、記述試験においても、充分対応が出来ます。憲法は、専門科目の中では比較的短期問で修得しやすく、大卒警察官の教養試験『政治』の内容とも重複する科目です。

行政法

行政法では、「行政作用」と「行政事件訴訟」「行政救済手続」の3つの分野が中心です。行政法は、他の法律科目と比べ、最初はイメージがつきにくい科目です。最初は、あまり細かいところにはとらわれず、一通り学習することで、全体像を把握するように心掛けてください。出題に関しては、「行政作用」では「行政手続」、「行政指導」等がよく出題されており、「行政事件訴訟」では、「行政事件訴訟一般」が頻出項目となっています。判例知識が問われることが多いですが、憲法と違い、条文知識がきかれる場合も多いので、条文の読み込みを行ってください。

民法

民法は、「総則」、「物権」、「債権」、「親族・相続」の4分野に分れており、条文数が多いため学習範囲も広く、習得するのに時間が掛かる科目です。しかし、基本的に範囲は広いですが、基本事項を問う問題が多いので、まずは、じっくり学習するのではなく、一通り全体を見渡す学習で全体像をつかみましょう。範囲は広いですが、出題分野がほとんど無い箇所も多く見られるので、メリハリ付けを意識して学習してください。また、近年国家系の公務員試験においては、学説から正答を導き出す問題も問われており、憲法の読解論理操作力が民法でも必要になってきている傾向があります。

*法律科目を学習する上で、必要なのが六法ですが、公務員受験生は三省堂『公務員試験六法』をお勧めいたします。条文ごとに、一問一答形式で記載されています。また、いつ、何の公務員試験で出題されたのかが、明記されており、メリハリ学習が必要な公務員試験には最適の六法です。

経済原論

【ミクロ経済学】

この科目の学習分野は、「市場経済のメカニズム」「消費者行動の理論」「企業行動の理論」そして「ミクロ経済分析の進展」からなります。地方上級試験では、分野の偏りが余りないですが、問題を解くうえで、時間が掛かる問題があるので、数多くの問題を解き、時間が掛かる問題なのかどうかを見極める学習をしてください。

【マクロ経済学】

この科目の学習分野は「国民経済計算」「国民所得決定理論」「マクロ経済分析の進展」「長期の分析」の4つの分野に分けられます。国家、地方上級共に、「国民経済計算」「国民所得決定理論」は学習をしといた方が無難です。難易度格差がある問題が多いので、基本レベル問題を多く解くことを心がけてください。
★理論問題において、ある一つの内容が『択一式』『グラフ』『計算問題』へと形を変えて問われることがあります。このように、受験生の多くが苦戦する科目が経済学ですが、国家、地方問わず事務系の試験では、ほとんど課されるのが経済学です。「グラフ」を書き、解き、覚える作業をコツコツしていきましょう。

*広島県職員・広島市職員の受験を希望されている方は、専門科目について「行政」「法律」「経済」の3つの分野から1つを選択して受験します。経済学がどうしても苦手な方や、公務員試験の学習を遅い時期から始めた方は、比較的短期修得が可能な「法律」分野を選択して受験している方もいます。

政治学

「各国の政治制度」「デモクラシー論」「選挙・投票行動」からの出題が多いです。「各国の政治制度」については、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツを中心として出題が多いですが、若干ブラジルなどの出題頻度が低い国も問われますが、選択肢の文で、容易に見極められることが多いです。「デモクラシー論」では、学説の概略についての正誤判断に関するものがほとんどです。「選挙・投票行動」においては、政党、選挙制度を重点的に学習すれば、教養科目の「政治・経済」にも充分役立ちます。全体的に比較的容易に得点できる科目なので、出題頻度が高い分野を学習すれば、合格ラインに近づきます。

行政学

「日本の地方自治」「行政統制」「組織理論」から多く出題されています。「日本の地方自治」「行政統制」においては時事的な要素が強くなっています。新聞やニュースを意識して学習してください。「組織理論」は各学者の理論の基礎的知識を学習し、キーワードを基本に問題を解いてください。行政学は短期間でマスターしやすい科目であり、得意科目にして、合格を勝ち取りましょう。

教養科目編

判断推理

「論理・推論」「対応関係・数量条件からの推理」「位置関係・順序関係」「リーグ戦・トーナメント戦」等様々な分野から出題されています。受験生の多くが初めて学習する科目なので、スタートラインは一緒です。つまり、学習すればする分だけ、他の受験者と差がつく科目でもあります。良く問題文を読み、問題文の中に何が隠されているのかを、読み込むようにしてください。また、毎日必ず1問は最低でも解くようにし、苦手な分野は、繰り返し問題を解くようにしてください。国家公務員試験制度が改正され、判断推理の重要性は今後とも増してくるでしょう。

数的推理

「整数」「方程式を使う文章問題」「速さ・時間・距離に関する問題」「場合の数」等が頻出です。基本的に、数的推理は、中学入試を基本としているので、苦手な人は、中学入試の問題集から始めてみても良いでしょう。苦手意識をもちやすい科目ですが、実際にはそれほど難易度は高くありません。判断推理と同様に毎日必ず1問は解くようにし、解法の感覚を鈍らせないようにしてください。

*判断推理、数的推理の学習は、まず、問題集の解説を熟読し、個々の問題に合った解法を把握するように心がけてください。最終的には、基本的解法から自分なりの解法が導き出せるようになれば、点数アップに繋がります。

資料解釈

基本的に数表やグラフの見方を問う問題、数表やグラフから答えを導き出す問題などが多いです。判断推理、数的推理と違い、考える時間があれば、ほぼ解ける問題が多いです。複雑な計算は要求されませんので、どのような数式をたてるか、そして、いかに早く計算するかで他の分野の問題の解法時間に与えられることが出来るかが鍵です。

文章理解

【現代文】

現代文の5〜6問出題されるうち、大体、内容把握が4問、文章整序が1問、空欄捕充が1問、となっています。まずは、内容把握の学習を中心に進めてください。そうすれば、おのずと文章整序等の解答力にも繋がります。現代文の学習は、判断推理の問題文を確実に読み込む練習にもなりますので、コツコツ内容把握の問題を解くように心がけましょう。

【英文】

平易な内容・要旨把握を問う問題がほとんどです。学習の際には、問題の本文を読む前に選択肢に目を通してから、「何について書いてあるのか」を意識して、本文を読むことで、解答時間の短縮に繋がります。問題の素材は、自然、医療といった分野から取り上げられることが多いので、その様な分野の知識を事前に得ておくとよいです。

社会科学

【政治】

「憲法」に関する問題が多いです。国家公務員、地方上級事務試験はもちろんですが、大卒警察官でも「基本的人権」については、専門科目の「憲法」並みの知識及び応用力が問われることも多く、判例なども含めてその内容を確実に理解しておくことが必要です。「国会・内閣」については憲法及び関連法の条文知識を中心に出題されますので、憲法の条文を覚えるようにしましょう。「裁判所」については判例知識が出題されているため、しっかりと学習しておきましょう。 また、国際政治として、国際機構・国際政治史は必須です。国際政治史などは、日本史や世界史の現代史の学習としても活かすことが出来るものなので、要注意です。

【経済】

「経済事情」、「経済学」からの出題が多いです。「経済事情」は、日本の経済指標や金融情勢等「経済学」は、ミクロ・マクロ両分野からの基本的な問題から出題されます。専門科目の経済学を学習しているなら計算問題は簡単に解けるでしょう。

【社会】

社会学者の学説については、専門の政治学を学習しとけば解ける問題がほとんどです。「社会事情」については、出題範囲が広くテーマも多岐にわたっており、毎日、ニュースを見たり、新聞を読むことで、今、世界では何が起きているのかを日々意識してください。

人文科学

【日本史】

武士の登場の辺りから現代について比較的出題が多く、また、土地制度史、政治史のようなテーマ別の問題も問われており、重点的に学習を進めましょう。
日本史、世界史共に、歴史の学習は、知識を詰め込みすぎず、問題集等でどのような問われ方をするのかを分析し、傾向をつかめば、どの知識が必要でどの知識が不要かが解ってくる科目です。

【世界史】

「日本史」と比べて、横の繋がりを学習しないといけないというイメージが「世界史」にはあります。しかし「中国史」は、例年出題頻度が高く、「日本史」と同じようにタテの学習で済みます。また「西洋史」では、フランス、イギリスを中心とした17〜20世紀にかけての戦争、革命、会議など、それがその後どのような影響を世界に及ぼしたのかを把握してください。現在の社会状況によっては、「イスラム史」の分野が出題される年もありますので、現在問題になっているアラブ社会についても、目を向けておきましょう。

【地理】

出題分野の偏りは少なく、比較的初学者でも、学習しやすい科目であります。基本は「気候」「土壌」「農業」です。これらは、全て対応しているので、早期に修学することをお勧めします。また、民族紛争などが問われる年もありますので、社会分野の「社会」と並行学習すれば時間効率が良いです。

【文学・芸術】

公務員受験者の多くは、文系科目を得意としていますが、この科目は的が絞りづらいのが難点です。基本的な学習は過去問題集を解くことで、問われ方の傾向をつかみましょう。明治期以降の日本文学については、人名・代表的作品名・流派の3つを覚えてください。また。明治期前の文学、西洋文学については、日本史、世界史の学習の延長線上で学習することで、学習の時間短縮に繋がります。比較的学習時間が確保できる方は、近現代の日本の政治思想、古代ギリシアの思想を学習すれば、得点源確保に繋がります。

自然科学

【生物】

生物は、文系の受験生でも比較的、取り組みやすい科目です。その中でも「免疫」、「呼吸」、「遺伝」は出題頻度が分野なので得意科目にすることをお勧めします。

*国家公務員試験制度が改正され、自然科学の分野は比較的問題数が少ないので、時間を掛けすぎないようにしましょう!